第5回稲造サミット終了。世代を超えて、語り合えた温かな時間でした

先月、11月3日、札幌で「第5回稲造サミット」が行われました。明治から昭和にかけて活躍した新渡戸稲造は、農業経済学者であり、教育者であり、国際人でもあり、札幌と深い縁のある人物。彼が取り組んできたあらゆる活動は、まさに今のSDGsを体現するものばかり。今回のサミットでは、そんな新渡戸稲造の精神を引き継ぎながら、未来に向けて私たちが取り組んでいかなければならないことは何かをあらためて考える機会となりました。

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当日は、新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会 理事長であり、北海道大学名誉教授・札幌農学校同窓会理事長の松井博和先生のお話からスタート。そのあと、新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会 副理事長の秋山孝二さん(秋山記念生命科学振興財団 理事長)がこれまでのサミットの歩みについて、北海道大学の岩渕和則教授が同大学のSDGsについて語ってくれました。ジェンダーの平等、健康と福祉、気候変動に対する活動など、大学の社会貢献の取り組みをSDGsの枠組みを使って評価する「THEインパクトランキング」(イギリス)で、エントリーした世界中の1406 の⼤学のうち,総合ランキングで世界10 位(国内1位)、「SDG2 飢餓」の項⽬では世界1位に選ばれているそう。まさに北海道という場所が、率先して循環型社会を創造していく役割があるように感じました。

そのあとも、(株)TREE 代表取締役の水野雅弘さん、(株)テックサプライ 代表取締役の幡優子さんらが登壇し、自社で取り組んでいるSDGsに関する活動や想いについて講演。さらに新陽高校の学生たち、高校時代から環境のことについて取り組んでいる大学生らもそれぞれの活動やこれからのことについて話しました。

途中、バイオリニストの杉田知子さんがこのサミットのためにと素晴らしい生演奏を披露してくださり、その後、休憩を挟んで参加者たちは各テーブルごとにSDGsに関して意見を交わしました。世代を超えた交流ができたことはとても意義があることだったと思いますし、また会場内が温かい雰囲気だったのが印象的でした。

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